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ヤフー(Yahoo!)の全サービスAOSSL対応によるWeb担当者への影響は?

AOSSL

ヤフー(Yahoo!)は、2016年4月から2017年3月にかけての1年間で、すべてのサービスをAOSSLに対応することを発表しました。

AOSSLとは?

AOSSLとは、常時SSL(Always On SSL)の略で、サイト全体の暗号化を行う手法のこと。
ヤフーは今までよりも強固なセキュリティ対策により、利用者のプライバシー保護を行っていく、ということです。

利用者のための対策ではありますが、Windows XPユーザーは今後ヤフーを利用できなくなる可能性もあるようです。

ヤフーの発表はこちら

http://docs.yahoo.co.jp/info/aossl/

Web担当者への影響

少し前の話になりますが、ヤフーは2015年8月にも「Yahoo!検索」を段階的にSSL化することを発表しました。
このことは「キーワード取得」という観点から、SEO業界で大きな話題となりました。

アクセス解析ツールは、SSL対応(HTTPS)の検索エンジンからキーワードを取得できません。
Googleアナリティクスで (not provided)と表示されているのは、すべてSSL対応のサイトからの流入になっています。

(not provided)とは、検索キーワードがわからない、ということです。

今後ヤフーが1年間をかけてすべてのサービスをAOSSL対応することによって、Googleアナリティクスのオーガニック検索キーワードは、大半が(not provided)になるでしょう。

キーワードが取得できない影響と対処法

キーワードが取得できないということは、SEOからの効果測定がとても行いにくくなったことを示しています。
そのため現在のような「キーワード重視」の対策は行いにくくなるでしょう。

Googleサーチコンソールを使用すれば、Googleからのアクセスに関しては全体の数字だけ確認することができますが、キーワードごとのコンバージョンなどを確認することはできません。

コンテンツなどを含む内部対策が重視されるようになって久しいですが、今後はさらに「ユーザーニーズ」の本質に沿った対策が必要となるでしょう。

自社サイトがSSLかどうかによる違い

ヤフーはAOSSL対応後、HTTPページに遷移する場合にはリファラを送らなくなります。

そのため、ヤフーからの流入量も計測できなくなってしまいます。

GoogleにもHTPPS化されているサイトがSEOの観点で優遇されやすくなっていますが、今回のヤフーの決定も、今後Webサイト全体のHTTPS化を加速させる要因となるでしょう。

現在、多くの企業もHTTPS化を図っています。
サイト制作後にSSL導入を行うよりも、サイト制作時にSSL導入を行った方が効率的であるため、今後サイト制作を行う場合には特にHTTPS化は検討された方が良いでしょう。

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